どうでしょうか、初級者コースで作ったchmはうまくできましたでしょうか。
初級コースで示しました方法はわかりやすくて簡単なのですが、以下のような大きな欠点があります。
次に、示す方法は、極力Aタグによるリンク(以下Aリンクと呼びます。)を
排除し、各ページの独立性を高め、
保守性を改善した上で、目次・キーワード・関連項目ボタンを半自動的に作ろう
という方法です。
このためには、各ページがローカルに持つ情報だけで、そのページのヘルプの居場所がわかるという仕掛けが必要です。
ちょっと古いですが、オブジェクト指向的なヘルプ作成ということになります。
オブジェクトはそれ自身自らの居場所と機能を熟知しており、要求がアナウンスされると自ら自身に関係あるものかどうか判断し
(イベントドリブン)、自身のルックス・属性情報等も自ら含み持ち(プロパティ)、仕事をこなしたり、指示を受けたり
(メソッド)します。
#おっと、話が横道に逸れました。
#オブジェクト指向についての話題は、本番のプログラム作成の時まで(いつになるやら^_^;)とっておきましょう。
残念ながら、現在のHTML ヘルプワークショップでは、完全にAリンクを排除したり、ページ自身の情報だけで自らの居場所を
コントロールすることはできませんが、かなりのレベルまで可能です。
それにはまず、ヘルプ元になるHTMLファイルを修正する必要があります。
初級者コースで作成した一本のツリーの論理的構造に関しては、そのまま利用します。
ただ、Aリンクは必要最低限の使用に抑えて、目次・キーワード・関連項目ボタンを最大限利用するように変更します。
キーワードと関連項目ボタンはActiveXの技術を使用しますが、パターンは固定化しており、
これらの知識はほとんど不要です。 ただ、ActiveXのボタン部分はソースであるhtmlファイルをブラウザで見ても動作はしません。
つまり、コンパイルしたchmファイルでないと関連項目ボタンなどは(表示はされますが)動作いたしません。
ですから、この方法の欠点はhtmlのソースでヘルプの代用といった技が使えなくなります。
大まかには次のような作業手順になります。 個々の作業につきましては、サンプルプロジェクトを例に後で詳しく記述いたします。
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