1999年5月22日公開・2005年7月10日更新
作り方は、まず、一連のヘルプになる文章をHTMLに直すところから始めますが、 このとき注意する事が2,3あります。
もとネタになる、HTMLのツリーができたら、試しに Help WorkShopでchmファイルを作ってみましょう。
最近のブラウザは機能も豊富で、印刷の質も良くしかも簡単にできます。 この際、
いろんなドキュメントは全部HTMLで書いてしまった方が効率的です。
プレゼンにも使えます。 レイアウトは自動、カラー、図はもちろん、画面表示でのリンクも張れます。
さらに、なんと行っても元文書の互換性が非常に高いことです。
パソコンは言うに及ばず、unixのワークステーションでも(?元々こちらが本家
(^^;;)利用できます。ソフトを変える度にコンバートが必要なワープロソフトなんて要りません。
また、Windows付属のメモ帳とブラウザだけで十分作れます。
近頃のほとんどのワープロソフトはHTMLを書き出すこともできるようになっていますが、
これが曲者です。 吐き出すHTMLが汚い。
人間が書けば、まとめて書くようなタグでも、機械的にダラダラと冗長で不要なタグを
大量に吐き出します。
また、そういうものに限って、編集の動作が遅かったり、動きがおかしかったりすることが多いので、
エディタでHTMLを直接編集しようにも、作り直した方が早いくらいです。
HTMLを吐き出すワープロソフトよりも、ホームページ作成ツールの方がまだましなようです。
安価なソフトが多いようだし。
まあ、用紙のサイズを決め、固定化したレイアウトが基本のワープロと、
レイアウト自動が基本のHTMLとは相容れないのでしょうけど。
これからは、ペーパーレスが進んでくると用紙のサイズによりも見やすい文書が重要になるでしょう。
ワープロソフトの最先端の情報では文書を独自形式ではなく、HTMLまたはXMLで保存する
方向に向かっているようです。
ということは、ホームページ作成ツールとの区別は?
このような、良いことずくめのHTMLのようでも泣き所があります。
(1)保存するとき「ファイル」→「Webページとして保存」→「ファイルの種類(*.htm,*html)フィルタ後」で保存する。 こうしないと図が抜けたり、表示が極端に遅かったりする。
(2)全部が1ページになる。
(3)オートシェイプで作ったテキストがずれる。(Office 特有のタグが(1)で排除され、フォントサイズが変わるため)
ですから、取りあえずワードで作ったマニュアルを chm にする・・というときに使う技です。 mht でもいいのですが、chmと比べると サイズも大きくなりがちですし、表示の速さがかなり遅くなります。
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