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  Qm機能特長のご紹介

2.時系列関数の応用例 
2013年2月3日更新

2.0 方形波電源のLR, CR回路の過渡応答の例

 比較的良く使用される下記のような方形波電源にLR, CR回路過渡応答は次のようなることが知られています。 これらを電源として使用する場合の波形合成の例を示します。  
 
 入力波形  応答波形

上記の波形を作るには以下のLR直列回路、CR直列回路のどちらでも信号の取り出す位置を選べば応答が同じにすることができます。


   
   
 LR回路  CR回路

 時系列関数波形合成機能を利用して、応答波形を作成します。 作成方法は複数ありますが、ここでは、一つの時系列関数だけで作成する方法を示します。(Qmのマニュアルでは他の方法も記載されています。)
なお、以下の例では、時定数L/R = CR = 2/3 = 1/1.5, w = 6 とします。  従って



の波形を合成します。 これをQmの合成関数で示しますと

I(t) = 1 - exp(t') + exp(t'')
t' = Ramp(t) = 1.5 * t : 0 ≦ t
t'' = Ramp(t) = -1.5 * t : 6 ≦ t

となります。

2.1 Qmのパネルの設定

 Qmの「時系列関数」のパネルでは以下のような設定画面となります。


Qmのパネルで関数合成

2.2 関数合成した波形の確認

 上記のパネルの「表示ボタン」を押すと関数合成した波形を確認できます。


関数合成した波形



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