サンプルプロジェクト(2)
■目次のためのHタグを用意する。
- 各ページには必ず1つのHタグしか使用してはいけません。
これを守らないと目次がメチャクチャになります。
つまり、そのページにあるHタグがそのまま各章・節・項の見出しと親子関係に
なるわけで章は節を含み、節は項を含むという関係を、ページ単位で
守らなければなりません。
よくやる間違いが、第1章(H1)と同じページに第1節(H2)のタグを置いてしまうことです。 章として書くことが何もなくても、概略程度の説明は書きましょう。
- 各ページ形式には、節は、節としての意味しかなく、第1章の節であるとかという縛りはありません。 第1章の節を別の章に移動すれば自動的に新しい章の節になります。
ここでも、ページとしての独立性が保たれるわけです。
- Chap1は、関連項目ボタンを利用せず、キーワードと若干Aリンクが残る形式になっています。
ファイル名も内容を示すものではなく、01_Section1.htm とか理解しやすいものです。
- Chap2は、関連項目ボタンも利用し、Chap1より内容的にも各ページの独立性が高いものになっています。
より、大きなヘルプはこのような構造が必要でしょう。 また、Chap2のような構成の時に、ファイル名に付いている連番00_等が初めて役に立ってきます。
- 各ページは階層のどのレベルであるかという縛りがあるだけです。 ですから、内容的にも、Chap1のようにタイトルに"第1章の第2節"と書くのはまずいわけです。
でもどうしても章番号とか書きたい人もいますよね。 この雛形では、Chap1がその悪い例?になっています。
Chap2はそれを排除したものです。 保守のしやすさを比べてみてください。
■キーワードを埋め込む
- 各ページのTITLEタグ、Hタグ、(キーワードがいるときは)最初のキーワードの内容はすべて同じにして下さい。 ただし、「第1章 インストール」などの場合はキーワードのみ「第1章」を省いた方が良いでしょう。
00_Howto.htmの例として見ましょう。 このファイルは「使用方法」がタイトルです。
<HTML>
<HEAD>
<LINK rel="stylesheet" type="text/css"
href="MyStyle.css">
<TITLE>
使用方法
</TITLE>
<Object type="application/x-oleobject"
classid="clsid:1e2a7bd0-dab9-11d0-b93a-00c04fc99f9e">
<param name="Keyword" value="使用方法">
</OBJECT>
</HEAD>
<BODY>
<H2>
使用方法
</H2>
- <Object type="application/x-oleobject"
classid="clsid:1e2a7bd0-dab9-11d0-b93a-00c04fc99f9e">
<param name="Keyword" value="使用方法">
</OBJECT>
の部分はActiveXを呼び出しているのですが、1e2a7bd0-dab9-11d0-b93a-00c04fc99f9e
のところは、ActiveXを特定するID(世界共通のID)です。
従って、1文字も間違ってはいけません。
関連項目ボタンのActiveXの呼び出し部分も含めて、そのままコピー&ペーストするのが無難です。
- キーワードを決めるコツですが、ページの中の重要な言葉であることは当然として、
- タイトル
- Aタグの name= のパラメータに相当する部分
がありますが、ユーザが操作に詰まったときある程度その内容を特定できるものが良いと思います。
しかし、これはこれでなかなか難しいものです。
またキーワードは短すぎても・長すぎてもだめです。
だだ、多めに設定しても、インデックスが充実するのでユーザに検索の糸口をそれだけ多く提供することになるためマイナスになることはありません。 しかし、次に示します関連項目のキーワードに指定するものは慎重に決めて下さい。 特に短くて、頻出するキーワードを関連項目にしてしまうと、関連項目が多く出過ぎてユーザが迷います。
■関連項目ボタンと関連項目を埋め込む
- 関連項目ボタンの置きたい所に次のActiveXを呼び出します。
<OBJECT id=hhctrl type="application/x-oleobject"
classid="clsid:adb880a6-d8ff-11cf-9377-00aa003b7a11"
codebase="hhctrl.ocx#Version=4,73,8412,0"
width=100
height=100
>
<PARAM name="Command" value="KLink,
MENU">
<PARAM name="Button" value="Text:関連項目">
<PARAM name="Flags" value=",,1">
<PARAM name="Item1" value="">
<PARAM name="Item2" value="使用方法">
<PARAM name="Item3" value="Load共通キーワード">
</OBJECT>
- 関連項目はそのページにだけ特別用意されたインデックスです。
Item2以降のキーワードを持つページが関連項目としてリストアップされます。
- Item1のvalue=""は必ずブランクにして下さい。
- 少々面倒ですが、Item2,Item3,...と順に番号付けして下さい。
- 関連項目を決めるのは、キーワードより難しいのですが、その候補となるものは
- キーワードの中から必ず選ぶ
- Aタグの Href=のパラメータに相当する部分。
です。
■関連項目の相互リンク
- 一つのテクニックとして、ある章、ある節またはある項目に関してすべて相互リンクのような関連項目を設定したい場合があります。
- 結びつけたいすべてのページのキーワードに共通キーワードを作り、かつ関連項目に指定すればOKです。
- サンプルプロジェクトではLoad共通キーワードがその例です。
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