渦電流が発生する導体が交錯して動くような解析例
湾曲したアルミ板が中央の磁石の周りを異なった方向に回転し相互に干渉しながら渦電流を発生
(Qmでは空間メッシュがないので非常に簡単に解析できますが、FEMの外場機能では不可能な解析です。)
 |
 |
回転方向が逆の例
渦電流ベクトルを値により
色分けで塗りつぶし |
回転軸(Z軸とX軸)が異なる例
渦電流ベクトルは赤で値により
大きさを変更表示・セル色は
ジュール熱 |
すべての物理量のベクトルで以下の操作が可能になりました。
(1)ベクトルを値によって色分けする機能を追加しました。
(2)ベクトルが帰属するセルの物性番号毎に表示・非表示ができるようにしました。
長さによる大きさの表示・頭の大きい塗りつぶしの表示も組み合わせて利用できます。
 
ベクトル値による色表示 ベクトルの塗りつぶし表示
(3)等高線・セルカラー・ベクトルの値の色表示で、色スペクトルを指定した範囲で変更できます。
(4)Ver.5 からはOpenGLによるソリッドモデル表示がこれに加わりましたので、より多岐にわたる可視化ができます。
3次元リアルタイム磁場解析ソルバQm Ver.5.0(Light版, Professional版) |

永久磁石同期モータのベンチマークモデル
電気学会「回転機の高精度数値シミュレーション
技術調査専門委員会」資料のモデルを計算 |

非対称穴あき導体モデル (TEAM Workshop Problem7 ) |
製品概要 |
汎用3次元非線形動磁場解析のソルバーです。計算条件等を変更・編集するためのプリ機能とマルチスレッドの技術を用い計算結果をリアルタイムに表示するポスト機能を持っています。 |
製品説明 |
1)汎用3次元非線形動磁場解析のソルバーです。
2)磁気モーメント法を利用したソルバーであるので、FEMのように空間メッシュが不要です。 また、積分法を改良することにより、モデルが粗いメッシュでも高精度が得られます。 短時間で有限要素法では得られることのできない高精度な結果が得られます。
3)運動及び渦電流(非線形磁性体を含む)を含めた解析ができます。
空間メッシュがないので、複雑な動きに関する解析にほとんど制限がありません。
・磁気シールドなど広い空間の解析、薄型モータなど3Dの漏れ磁場解析
・運動・動的な変化を数式(連続関数)を使用して複雑な合成関数・波形をサポートする機能
・渦電流が発生する導体が交錯して動くような解析(FEMの外場機能では不可能な解析)
4)誘導加熱解析等で必要なヒステリシス計算(任意波形によるマイナーループも考慮)・ジュール熱の計算ができます。
5)磁場解析をこれから始めようとする方へのチュートリアル・サンプル・ドキュメントが充実しています。
6)ソルバー自体にポスト機能が付いています。 ソルバービューに表示される形状図・ベクトル・図等高線図は、計算の進行に応じてリアルタイムに表示変更され、図の操作も可能です。 Ver.5 からソリッドモデル表示ができます。
7)ベクトル等をマウスでクリックすると値が画面上に表示されます。
8)起磁力・物性値・磁場計算点の間隔・対称条件・非線形収束計算条件等 はソルバーのコントロールパネルで編集できます。
9)ソルバーへの指示は、Windowsエクスプローラ風のコントロールパネルで行います。 コントロールパネルは設定項目を左のツリービューで選択し、右のペインで値を設定します。 コントロールパネルで操作した結果は、直ちにソルバービューに反映されます。
多岐にわたるソルバーのパラメータ設定でも、ソルバーの状態を見ながら、見通しよくダイレクトに操作できます。
10)30種以上の多彩な時系列関数とその数式演算機能で、運動・電流・一様変動磁場が汎用な合成関数で入力できる機能を持ちます。
11)運動は複雑な動きを関数で合成できる強制運動や回転系及び並進系の運動方程式との連成ができます。空間メッシュフリーなので運動モデル化の制限が非常に少ないです。
12)体積抵抗率・ヒステリシス・B-H曲線等動磁場の計算に便利な物性データベースを内蔵しています。
13)時系列グラフ・空間グラフ表示機能を持っています。 ジュール熱・マックウェル応力・トルクなどのグラフ・集計ができます。
14)タイムステップ進行状況がリアルタイムにコントロールできるパネルにより、1ステップずつグラフ等の結果を確認しながら計算したり、パックステップ、一部の条件を途中から変更できるステアリングが可能です。
15)タイムステップの途中で計算を止めても、それまでの結果が保証されている自動リスタート機能を持っています。
16)リスタートに必要なファイルとして、内容が見えないバイナリファイルは使用していません。 テキストベースの入出力ファイル1個ででリスタートできます。
(表示方法を保存・再現するための補助的なXMLファイルを使いますがリスタートの解析には必須でありません。) 従いまして、データの互換性・可搬性・可読性・再利用性・加工性に優れています。
すなわち、解析ソフトウェアとしては信頼性を示す重要な要素の一つである入出力データの透明性を持っています。
17)多岐にわたる計算結果の図の表示方法を保存・再現する機能があります。 設定した図の表示方法をデータとともに記憶、再現できます。
18)円筒形の空間セル要素があります。 中心、半径、と分割数を与えるだけで、トルクが簡単に求めることができます。
19)ソルバービュー・グラフ等の画面をボタン一つでgif,jpg,png,bmp等の画像ファイルに取り込むことができます。 Professional版では、バッチ処理で撮るべきシーンの自動スケジューリングができます。(バッチ処理機能はProfessional版のみ)
20)64bit ネイティブ版のみです。
21)マトリックスソルバーは複数コアに対応したマルチスレッド版で並列化により高速です。
※インテル系のcpuのみになります。
|
動作条件 |
ハードウェア |
最低条件
CPU 1GHz 64bit(x64)
メモリー 2GB以上(64bit)
ストレージ 50GB以上
画面解像度 1280X768以上
推奨
CPU DualCore相当以上のCPU
メモリー 4GB以上 |
ソフトウェア |
対応OS
Windows10 詳しくはこちらをご覧下さい。
|
価格等 |
ライセンス形態 |
Light版 年間レンタルのノードロック、シングルユーザライセンス
指定の一台のPCで、登録ユーザ様一名のみが使用できます。
Professional版 無期限のノードロック、シングルユーザライセンス
指定の一台のPCで、登録ユーザ様一名のみが使用できます。 |
価格 |
Light版 \220,000- (税込/年間レンタル) プリプロセッサPを含む
Professional版 \1,650,000- (税込/ライセンス) プリプロセッサPを含む
Professional版は上記価格の他に次年度から年間保守\330,000-(税込/ライセンス)が必要です。
|
|