2021年2月のコメント
上級コースで言う「状況依存のヘルプ」は、MFCを利用した方法ですが、2021年ではかなりレガシーです。
私自身、MFCではなくQtを使用するようになってから、「状況依存のヘルプ」は使用していません。
「状況依存のヘルプ」は、ヘルプとGUIとのリンクがコードレベルで生じるため、保守が非常に困難になってきます。
今では、HTMLヘルプを使用せず、PDFで済ましてしまうソフトも多くなっています。 私自身一時そうしていました。
しかし、PDFはワープロ寄りで印刷が前提で作成されたドキュメントが中心となってしまい、HTMLのような自由なレイアウト動的なページを作るのには向いていません。 これらの制限は、ユーザに理解してもらう見やすいドキュメントを作る足枷になっていまいます。
ということで、この章の後半のアプリケーションからの呼び出し方のみが現在に於いて、使えテクニックだと思います。
比較的大きいヘルプを作る場合、やはりソフトウェアと連動するヘルプというものが必要になってきます。 このコースはプログラマとヘルプ作成者の接点になる部分です。 企業でアプリケーションを作る場合、ほとんどの場合別人なのですが、個人の方や、企業であっても、たまにヘルプ作成者とプログラマが同一人である場合があります。 どちらかと言いますと、同一人であることを前提条件として書いていますのでご容赦ください。 つまり、VC++の知識がある程度必要です。 なお、VBの場合はヘッダーファイルが自動で作れないのですが、参考になると思います。 もっと詳しい事を知りたい方は、HTML
HELP のAPI を調べて下さい。
VC++と連動する状況依存のヘルプの作り方を解説します。 例によって 最小限の労力で最大の効果を得ること目的としております。 ヘルプワークショップは
コンパイルのみしか使用しません。
このコースの目次です。
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